佐藤 健一 

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11月

玄米食について

 私たちは通常玄米を精米し白米にして食べていますが、精米の過程で米ぬかと胚芽が取り除かれています。栄養面からみると米ぬか20%、白米20%、胚芽60%と、白米にすると20%の栄養しかなく80%は捨てていることになります。特に玄米と白米の比較では食物繊維(便秘解消、有害物質の排出)が白米の9倍、ビタミンE(抗酸化作用)、ビタミンB1(糖質をエネルギーに変える)、ミネラルなどがなどが多く含まれており捨てるには非常にもったいないと思います。

 そこで玄米食が体にいいということになりますが農薬を使用して(慣行栽培)育てたお米の米ぬか部分には農薬が蓄積しやすく玄米食をするには農薬を使わないで栽培したお米を選ぶ必要があります。

 このように書きますと農薬の問題をクリアすれば玄米食はいいことだらけのようですが、やはり食感が固くよく噛まなければならない(よく噛むとダイエットになるのですが)のでおいしくない、胃が弱い方は胃にくる、また有害物質を排出する際ミネラルまで排出してしまうといったこともあるようです。そこで毎日、毎食、玄米ではなく一日一食ないし二食程度の頻度または、白米に混ぜて食するのがいいのかなと私は考えます。

 しかし玄米食でも上記の欠点を解消した発芽玄米というのがあり、玄米を発芽させて炊ける炊飯器があるそうです。発芽させることでギャバ(ガンマアミノ酸)が白米の9倍含まれるようになり、食感が良く、ミネラルの排出もなくなると言われています。今度炊飯器を注文したので後で感想を書きたいと思います。