佐藤 健一 

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2014年

イネクビホソハムシ発生

なんだか稲が枯れてきたなと思ってよく見るとなにかが葉っぱについている。去年はイネドロオイムシにやられたので今年もそうかなと思ってよく見ると違う?去年は見たことがない。

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調べてみるとイネクビホソハムシというそうだ。なんのことはないイネドロオイムシの成虫だそうだ。発生について田植えの時期なのか気温の関係なのかは定かではないがイネドロオイムシよりは被害が少ないらしい。去年はかなり食われてひどかったが今年はどうかな。イネドロオイムシだったらクルミの枝で落とせば上ってこないという情報があったが成虫では飛んでしまうので使えない。せっかく準備していたが残念。

いずれにしても農薬を使わないので手の出しようがない。自然にまかせるしかない。

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これ以上被害が拡大しないことを祈るしかない。

 

 

 

 

5月11日田植えスタート

今年は天候がよく苗が順調に伸びすぎ機械植えの限界の20㎝になってしまい、昨年より2週間以上も早く田植えとなりました。この田植え機は、通常の田植え機の上に草刈り機のエンジンを載せ、植え付け爪の前に回転する歯を高速で回し、固い田んぼに溝を掘り、その溝に苗を植えるように改造したものです。現在購入できる専用の田植え機はこれしかありません。以前イセキで製造していた6条、8条の乗用田植え機は現在製造しておらず中古で手に入れるしかありません。

田植え田植え機

 

 

これは田植え後の田んぼですが、どうしてもまっすぐ植えれません。私の腕が悪いのが原因ですが、慣行栽培のように耕起して代掻きをしていませんので、でこぼこですし、溝を掘る歯の抵抗が左右一緒ではないのでいつの間にか曲がっています。2条植えではしょうがないとあきらめてます。

田植え後

 

 

この写真は左が不耕起栽培、右が慣行栽培の苗です。どちらも田植え前で約20㎝ですが不耕起栽培が成苗(本来は5.5葉ですが、今年は伸びすぎて4~5葉で田植えとなりました)慣行栽培は稚苗(2.5~3葉)で植えます。なにも説明しなくてもどちらの苗が丈夫か一目瞭然です。

田植え前の苗

 

 

田植え後の補植の様子です。後ろを開けて撮ったのは写真では見えませんがツバメが低空飛行でユスリカなどの虫を食べていたようです。全部で6~7羽くらいいました。不耕起栽培の田植えはどうしても植え付け精度が悪く補植をしなければなりません。2日間みっちりとやったので腰、ふともも、ふくらはぎがぼろぼろ状態です。でも昔は手植えだったのでよくやっていたと感心してしまいます。

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催芽及び播種

 4月1日に浸種を終了して催芽器にて催芽を開始。温度は25℃(慣行栽培は32℃)で約2日間で終了。浸種の仕方で最新情報があり、発芽率を上げるためには最初の浸種温度を12.5℃にしてそれから低温にすれば発芽率が上がるそうです。(慣行栽培は催芽器で常時13℃で浸種)今年は間に合わなかったので来年試してみようと思っています。昨年は発芽率が悪く田植えで欠株が多く苦労しました。今年はどうかな?

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 去年は芽の出かたがたりなかったので今年はしっかり出したが、やや出過ぎの傾向がある。

 

 芽出しが終わって4月4日に播種を行った。

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 スズテックの播種機で80g撒きの条墦です。今年で2回目ですがなかなか調整がうまくいきません。でも何とか132枚2.5時間くらいで終了しました。

 使用した土は花巻酵素の自然育苗用土を床土に19袋、覆土に10袋使用しました。化学肥料を使わない土ですが値段が高く厳しいので来年は床土にのみ使用して覆土は肥料の入らないものを使おうと思います。

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 育苗器の温度は22℃(指定は20~25℃、慣行栽培は32℃)に設定して1mmくらいを目安に約4日くらいかかってめだしをします。

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 なぜ慣行栽培に比べてすべて低温で行うかというと、慣行栽培は2.5葉程度の稚苗で20㎝近く伸ばして植えるが(徒長苗で弱い)それに対し不耕起移植栽培では5.5葉で20㎝の成苗を目指し徒長癖がつかない丈夫な苗にするためです。

 

 

 

塩水選開始

 本日種もみの塩水選及び浸種を開始しました。

塩水選14.2.23

 右のバケツには塩を溶かした比重1.15の塩水(通常は1.13)があり、そこに種もみを入れて浮いたものは取り除き、沈んだものだけを種もみとして使います。なぜ比重1.15のきつい塩水選をするかというと、種まきがうすまき(1箱70g~80g)のため発芽率を上げないといけないのできつくしています。塩水選が終わったら浸種を開始します。水温10℃以下で20日以上(発芽抑制ホルモン、アプシジンサン溶脱のため)行います。今年は30日を目標にして金魚の酸素供給用のぷくぷくを使用して昨年より発芽率を上げたいと思います。あとは2~3日で水交換を行っていきます。

 

新パッケージ発売開始

 今までの10㎏、4.5㎏、2㎏に加えて300g(2合)入りの新パッケージを発売します。入数は1pアクリルケース、3pアクリルケース、色はブルー、ピンク、イエロー、雲龍和紙の4色、玄米、精米どちらも1pあたり500円となります。

 

1p入りアクリルケース4色(玄米、精米ともに各500円)

パッケージ1

 

3p入りアクリルケース(各色及び玄米、精米組み合わせ自由、1500円)

パッケージ2

以上よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ラベルの変更

今までのラベルを変更しました。

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このラベルから下のラベルに変更します。

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米の名前を健燦米としました。わたしの名前にちなんでつけたということものもありますが、という字には美しく輝くさま、というような意味がありまた、燦々となれば太陽が燦々とふりそそぐというような使われ方をします。そこで健康が燦々とふりそそぐような米という意味を持たせました。

 

ネオニコチノイド系農薬について

 ネオニコチノイドという名称についてどれだけの人が関心を持って見たり聞いたりしているでしょうか。そういう私もミツバチに影響しているようだなくらいの知識、関心しかなく2013年に秋田の自然耕塾に通い詳しく説明を受け、そこで初めてこの農薬の危険性を知ることができ新聞のこの記事にも関心を持って何とかならないものかと思ってしまいます

 

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 特に、低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがあるとの見解を欧州連合(EU)で言っていることや日本でもラットの実験で確認しており、特に子供の神経の発達に影響を及ぼす可能性があるということで非常に怖いと感じています。私は稲作しか知りませんが、田植え前の箱施用剤、収穫前のカメムシの殺虫剤にこのネオニコチノイド系農薬が使われています。特にカメムシの殺虫剤は無人ヘリコプターによる空中散布が行われているところが多々あり、作業している人(マスクをしているのを見たことがない)はもちろん近所で生活している人にも影響があるのではないかと思います。空中散布ばかりでなくホースでの粉剤散布も同様なことがいえます。このようなことを言っている私も全部を農薬を使わないでやっているわけではありませんので偉そうなことは言えません。しかし将来の子供たちのためにも、少しでも農薬を減らす努力をしていきたいと思います。

家族が増えました・・・・ねこですが。

 2014年1月7日家族が増えました。

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 シャムネコの雑種で2013年11月生まれのメスです。前に飼っていた猫は2013年2月に12年の生涯を閉じました。ペットの死に直面するとかなり落ち込みますので飼うのをためらっていましたが縁があってもらうことになりました。しっぽは黒っぽくその他は白にちょっと茶色で岩塩の色に似ているので名前は佐藤しおちゃんです。冗談のような名前になってしまいましたがみんなでかわいがっていきたいと思います。

 

発芽玄米炊飯器を買いました

発芽玄米炊飯器を購入して使ってみました。

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 玄米発芽時間を冬は6H、夏場は4Hに設定して炊飯ボタンを押せばあとは発芽後炊飯されます。発芽時間もありますので炊きあがりには時間がかかります。

 さて、食べてみた感想ですが

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 前は通常の炊飯器で玄米モードにして炊いて食べていましたがやはり玄米の固さは残っていました。しかしこの炊飯器で発芽玄米を炊くと多少ぷちぷち感がありますが十分おいしくいただけます。現在では毎日食べています。また、弁当に持って行ってもぽろぽろにならずやわらかい状態です。

 玄米の効能については前に書きましたが、発芽玄米にすると玄米と比較して飛躍的に増加するのがGABA(ガンマ・アミノ酪酸)です。ギャバはアミノ酸の一種で血圧と神経の調整作用をします。十数年血圧の薬を飲み続けている私にとってどのように変化していくのか楽しみです。