佐藤 健一 

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〒024-0051 岩手県北上市相去町下成沢15-5

不耕起移植栽培とは
普通の農家(慣行栽培)ではトラクターで秋起こし、春起こし、荒代かき、本代かきと4回も耕します。 ですが不耕起移植栽培では前年の古株が残る田んぼに、専用の田植え機を使って苗を植えていきます。 ではなぜこのような農法をするかというと一般の農法に比べて利点があるからです。
現在は専用の田植え機がないため代掻きを一回行い半不耕起でやっています。

①苗を丈夫な成苗(5.5葉)に育て(慣行栽培は2.5葉)耕さない硬い土に植えることによって病気や虫、冷害にも強い丈夫な稲になる。

②冬季湛水(冬の田んぼに水を張る)との組み合わせで糸ミミズの糞がとろとろ層を作り草の種を埋めてしまいます。また糸ミミズの糞は究極の肥料になります。
下の写真が糸ミミズです。
無農薬、米、無肥料、自然、たくさんのいきもの

③トラクターで耕さないので省エネルギー、また慣行栽培では農薬の混ざった代掻きで濁った水を流しますが、それがないので人にも環境にもやさしい。
④かえる、とんぼ、バッタ、ほたる、どじょう、たにしなどの生き物が増え田んぼ本来の環境が復元する。


このように生き物いっぱいの、本来の環境を取り戻したたんぼで、自然の力を借りて人にも環境にもやさしい農法でコメを育てています。